2017/08/12

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今回の記事では、カフェを始める際のコンセプト作りについてです。
実際のコンセプト例を通して考えてみたいと思います。
コンセプトの意義って?
そもそもコンセプトを作るとなにが良いのでしょうか?
コンセプトの意味
1.概念。
2.企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
つまり、「カフェ開業・経営を通して、お店のいちばん根本にある考え・イメージ」って感じでしょうか。
逆に、このコンセプトがないとどうなることが考えられるでしょうか。
- お店を作っていく際に、インテリアや内装、料理のメニューがバラバラになりやすくなる。
- お客さんがお店の前を通りかかった時に、どういうお店なのかを把握しにくくなる。
- 客層が絞りにくくなり、集客の少なさに繋がる。
コンセプトがあればお店が作りやすくなりますし、どんなお客さんにどんなお店なのかを素早く理解してもらえます。
そしてコンセプトを考え始めた時から、お店作りは始まっています。
たくさん考え、たくさん悩みましょうね!(笑)
スタバのコンセプトを考えてみよう
まずは誰でも知っているカフェのひとつ、「スタバ」がどういうコンセプトで経営しているかを見てみましょう。
スタバはこのコンセプトで動いている
このサイトを引用しています。
スターバックスのコンセプトはズバリ、
“Third Place”(家庭でもなく職場でもない第3の空間)
第3の空間とは、「自宅」「職場」ではない場所を指しています。
自宅や職場で、様々な役割を全うするサラリーマンが安らげる場所として第3の空間を目指したそうです。
この一言の裏には、こんなにも深い意味が込められているのです。
そしてこのコンセプトで、「サラリーマン」という客層のターゲットを絞っています。
また、「家庭や職場の役割から解放され、安らぐことが出来る」というキーワードがセールスポイントになっています。
「ターゲットを絞る」、「お客様のメリットを考える」
このふたつだけでも持つと、お店のイメージは結構固まってきそうです。
コンセプトを基にした経営戦略
そしてコンセプトを基に、以下の経営ポイントを立てています。
- 店舗設計
- 立地
- 店舗数
- 直営店舗のみ
を主な経営戦略でのポイントにしています。
ここでは、「1」と「2」について考えてみましょう。
引用しているサイトには、「1」についてこのように書かれています。
間接照明、緩やかなBGM、座り心地の良い大きめのソファ、相対的に少ない店舗面積あたりの席数、さまざまなリラックスの仕方に合わせて異なったタイプの席を用意するレイアウト、これらはすべて第三の場所というコンセプトの実現にとって、有効なパスです。
私が参考になったのは、「リラックスの仕方に合わせて異なったタイプの席を用意する」点です。
実際のスタバにはどんな席があったでしょうか。
「長机(コンセント付き)でPCでの作業や勉強がしやすい席」
「奥にあるソファ席」
「窓際の明るい席」
「一人用のゆったりしたソファ席」
「テラス席」などがありますね。
私自身も、勉強したい時でもゆっくり読書したいときでも、頭にパッと思い浮かぶのはスタバです。
(無意識のうちに経営戦略に乗っかっていたわけです・・・笑)
一口にカフェといっても、お客さんの目的はひとつではありません。
お客さんの事情と用途を想像し、それぞれの目的を果たしやすい環境を作ることがカフェ作りのひとつのヒントです。
「2.立地」についてはこう書かれています。
第三の場所が念頭に置いているターゲットは、
「第二の場所」(オフィス)でアタマを使ってキリキリと仕事をしているようなビジネスパーソンです
客層をサラリーマンと絞っているため、オフィス街を狙うということは必然的です。
土地や物件が高い場所でも、あえてそこを狙ったのは確固たる戦略があるからですね。
まとめ
今回はスターバックスを例にコンセプトの意味を考えてきました。
大事なことは、お客さんのことをいかに想像して思いやるかということだと思います。
言葉では簡単ですが、色々なお客さんがいるのでとても難しいことですよね・・・。
今回僕自身もたくさん学ぶことがありました。
学んだことを参考にしながら、自分のカフェのコンセプトをじっくりと考えていきたいと思います。
個人経営のカフェでは、ホームページにコンセプトが載っている場合もあります。
ぜひ近所の流行っているカフェのコンセプトなども参考にして考えてみてください。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。